中国本国ではタブーになる出版物とのことで、アングラ系のネット書店経由で手に入れた。
寝そべり族を志す者、本流の思想を知っておかねば!ということで、とりあえず一通り読んでみたが、
ニュース番組などで取り上げられた、のんべんだらりと競争主義・努力至上主義へのアンチテーゼと謳いつつもただただ寝そべっているようなお気楽なイメージとは違い、
寝そべることは現行の社会に対しての拒絶であり、哲学的な見地から一部の利権に塗れた人間だけが得をする見せかけの個人主義を否定し、寝そべり主義の祝日を制定して現代の教会であるショッピングモールで寝そべるなどして団結を呼びかけるといった並々ならぬ覚悟を感じる内容だった。
何度か読み込んで、取り込めるところは自分の中に取り込んでいきたい。