社会不適合者ながねぎの憂の篩

29歳独身・過剰適応しながらぎりぎりサラリーマン。出社だるい。

30歳を迎えて

30歳になってみての感想は、「実感がわかない...と言いたいが、白髪とほうれい線が増えた」である。

肉体的な老いは少しずつ始まっている。ただ、精神的にはまだ18歳くらいな感じなのである。

 

僕は、人と関わるのが怖くて人情ごとを極力避けて生きてきた。

元々通級教室に通っていた時に周りの子と比べて、「自分は人と違う。悪い意味で」と言う思い込みをしていたし、中学の時にいじめに遭い人にバカにされるのが怖くなってしまい、とにかく失敗を避けるようになった。プライドも高いのだ。

そのため、年相応に成功も失敗もしていないまま、ただ歳をとってしまい、人間的にも成熟せず、無事素人童貞の魔法使いになってしまった。

 

だが、発達障害の精神年齢は「年齢×0.6」とかいう説もあるし、自分のスタートラインが低かっただけと考え、持続可能な範囲で成長を続けていきたい。

結局、人生は学びと遊びと失敗と鍛錬と積み重ねのみで上向くと最近思うようになった。

今までの自分は、いかに勉強せず、いかに練習せず、いかに右脳を使わず、いかに挑戦のリスクを負わずに最大の結果を手に入れられるかだけを考えてきた。

自分に実力がないと認められず、失敗して恥をかくことを高すぎるプライドが許さなかったんだと思う。

そして、「まだ本気出してないだけ」と言う可能性の海に溺れて人生の大事な時間を10年以上棒に振ったのである。

 

正直、今も全然失敗を恐れまくるし、人の感情が生々しく絡むような(逆に猟奇的な物語などリアリティがなくなると大丈夫だが)物語やシーンに出会うと見ていられないし、仕事が忙しいなど言い訳ばかりして行動に移せないことも多いけど、

少しずつできることから積み重ねていき、人間的に年相応の深みのあるイケおじを目指したい所存である!